避雷器の設置条件について
最近ではPASの中やその近く、またはキュービクルの中にだいたい設置されている避雷器ですが、ふと設置条件が気になり調べました。
・結論
高圧の需要家の場合は500kW以上の引き込み口に施設することとなっています。(電技解釈 第37条)
(500kWの根拠は調べましたが分かりませんでした。)
また500kW以下であっても避雷器を設置し、機器の絶縁破壊を防ぐのが望ましいとの記載もありました。(高圧受電設備規定)
・所見
まだ「避雷器があったから助かったー」という経験は無いですが、個人的には設備容量に関係なく設置したいです。
理由は、近年ゲリラ豪雨が増え、それに伴い雷害の被害も増えてくると考えるからです。
・過去の経験
柱上の避雷器に関しては、個人的にPAS内蔵の避雷器が良いです。
以前、PASとは別に設置していた避雷器の高圧線が外れ、その線がフレームに当たり地絡したことがありました。
復旧には時間も掛かりますし、何より復旧作業が危険です。
そういったリスクを排除するためにも、PAS内蔵タイプの避雷器が個人的に好きです。
・最後に
恥ずかしながら500kW以上が設置条件とは知りませんでした。
いろんなことに疑問を持ち調べないと知識は広がらないと感じました。
今から梅雨に入り水害、雷害の多い季節です。
また熱中症の危険性も高い季節ですので、作業に従事される方はお気をつけください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。